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思い出買いました。 [読]


もう20年ほど前・・・。

ワーグナーが好きで、ビールが大好きで、車はもちろんポルシェが好きで、
ひょっとしたら自分はドイツ人なのではないか、と疑っていた頃のはなしです。

家で新聞のテレビ欄を見ていて、バーンスタイン指揮の「第九」が放映されるのを知りました。
合唱好きでもあるわたくし、いそいそと最高画質のビデオテープを買ってきました。

で、録画しました。

それは、ベルリンの壁崩壊記念の「第九」で、バイエルン放送交響楽団をコアメンバーにしつつ、
ソ連、フランス、イギリス、アメリカの東西両陣営の音楽家たちが演奏に加わっているものでした。

バーンスタインは、ベルリンの壁崩壊という歴史的事実を祝うため、第四楽章の歌詞 
Freude(歓喜)をFreiheit(自由)に変更して歌わせています。

当時、アウシュビッツやそれらに関する小説を何冊か読んだあとだったということも
あって、それはそれは感動致しました。


とくに第四楽章の合唱部分、何度も観て涙を流しました。

世界中の人が仲良くなるというのはそんなに難しいことなのだろうか。
戦争を知らず、基本的に宗教対立が無く、国境をひとまたぎすることの出来ない国で
生まれた私には、想像することすら無理なのでしょうか。

しかし・・・あるいはとても単純なことではないのだろうか、とも思えるのです。



そのビデオテープは、私の宝物となりました。


そんなころ、姉が子供(息子。私にはあたりまえですが甥)を連れて遊びにきました。

まだ2歳にはなっていなかったか、なったばかりくらいでした。

これが騒がしくて・・・・
姉は、静かにさせるために子供用アニメをみせるのです。
言葉が解っているのかいないのか、甥っ子はそのアニメとなるとじっとして、おとなしく
なるのでした。

ある日・・・

私が今日も「第九」を観ようとビデオをセットして再生ボタンを押しますと、いつもの
ように始まったそれがぷつっと切れまして、

 ♪ チャラララララチャラララララチャラララララチャリチャリ ♪
 ♪ あん あん あん   とってもだ〜いすき ♪


(・・・・・ど・・・らえもん?)


その時の私の失望感、活字にて表現出来ません。


姉を責めることは出来ませんでした。いやおそらく犯人はばあや(母)であった
ことでしょう。
ええ、私が悪いのです。そんな大事なビデオテープ、ツメを折らずにテレビの下に
置いていたこの私が。


それから幾星霜。

見つけました。ふとそのときのことを想いだしまして、グーグル検索して見つけました。

バーンスタイン.jpg

アマゾンにて早速購入。

あぁ・・・これ、これだ。
また涙いたしました。


でも、昔ほどの感動はなかった。  (^^;

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